まってちゃん −ネコをおえの巻ー

マッテちゃんは、大人たちに守られて生きていくのではなく、生きる勇気や力を子どもの世界の中で見つけます。行動し、考える中で生きる知恵をつかみとります。たくさん失敗し、間違います。その経験から再び新しい行動が生まれるのです。

第一話の「ネコをおえ!」でも、正しいことをやっているつもりが、結果はとんでもない方向に進んでしまいます。マッテちゃんはそこから新しい行動を考え、実行します。
 
「ネコをおえ!」の話では、自分たちの失敗を自分たちでなんとか解決しますが、そうでない時は、大人たちがその責任をとります。そういうときにマッテちゃんは、大人のありがたみと恐さがわかるのです。子どもたちは、生きる上で大切なもう一つの力を大人たちからもらうのです。マッテちゃんの場合はどなられたり、たたかれたり、長いお説教をされながら、深く、深く反省をするのです。
 
わたしは、子どもの世界の中で自由に生き、輝いていたマッテちゃんが今でも大好きです。今の世の中にマッテちゃんのような子どもは生きていけません。でも、マッテちゃんには今の子どもたちにない何か、キラキラする何か、力強い何かがきっとあるはずです。