コーヒー・ストレート

サッカーボールはせまい空き地を越えて、新緑の木々の間をすり抜け、一軒の庭に飛び込んでいきました。
 ぼくたち四人は、その家の玄関にまわりました。

「なんだ。」
と言いながら上から見下ろすように、顔をつき出したのは、かみの白い、ひたいに大きなしわのある、体の大きなおじいさんでした。
「あ、あの、ボ、ボールが、こ、この家のに、にわわわに入っちゃって・・・・」 
「上がりなさい。」
と言われて、しかたなく部屋に入りました。

おじいさんは、コーヒーを入れてきて、ぼくたちにごちそうしてくれたのです。
でも、コーヒーなんてぼくたち、すきではありません。
ところが・・・・・・ちょっと大人の味がして・・・・・
それに、こわいと思っていたおじいさんでしたが・・・・・